任天堂はいつまで経ってもF-ZEROを出さないし超高速レースゲームにやや飢えていたのかもしれませんが、Steamセールということもあって『Distance』をプレイしてみました。
『Distance』は早期アクセスゲームではありますが、2014年のゲームということですが、サイケデリックで近未来的なデザイン、ややレトロなテクノサウンド、このあたりに直観的にハマった人は確実に買いです。
このページの目次
多彩なコース&アクション
単に速いだけでなく、コースがかなり独特でレースゲームというよりアクションゲームという感じになっています。
例えば、障害物をジャンプして越えたり、飛行モードになって飛んだり(場所による)、横回転ジャンプで壁のようになっているところを走ったり、上下逆さまのコースに横回転ジャンプ移動するときにボディ上部にあるブースターでダウンフォースが働かせたり(タイヤが接地すればどんな場所でも走れる)と、むしろこれらを駆使しないと進めないようなコースもありアクションとしてはかなり忙しいし難しめです。
なお、三半規管弱めの人はかなりキツいと思います。
さらに初見殺しのような突然出現する壁、回転ノコギリ刃などが行く手を阻みます。
レーザーグリッドもありますが、車が真っ二つになるだけで走れるしチェックポイントにたどり着いたら復活します。
ブーストはありますがエネルギーが切れる(使いすぎる?)と車が爆発します。
チェックポイントにたどり着いたらクールダウンしますが。
基本的にコースは周回の概念がなく、スタート~ゴールゲートまで行きつくスタイルになっています。
雰囲気的にはF-ZEROやワイプアウトなどと違ってタイヤがあるので曲がる時のグリップ感が感じられて、普段車に乗ってる人には取っつきやすいかも。
あまりやったことないですがトラックマニアのそれが近いのかもしれません。
コースエディタとワークショップで無限にプレイ
コースエディタはほぼ3Dツールのような操作感で、用意されているアセットでかなり好きに作れる感じです。
ただかなり自由度がめちゃくちゃ高いので自分で作り上げるのはかなり大変だとは思います。
ただSteamのワークショップにはユーザーが作ったコースがたくさんあるのでそれらをプレイするだけでも遊びつくすのは難しいでしょう。
さすがワークショップというわけあって、マリオカートのコースやソニックのグリーンヒル、F-ZEROのコースなどなんだかグレーなものも揃っています。
XboxOneコントローラーのデフォルトキーコンフィグに難あり?
たぶんXbox360のコントローラーだと問題ないっぽいのですが、XboxOneのBluetooth版で繋ぐとなぜかキー配置が異なり、ミスを連発します。
OPTION>Controls>
Basicタブ>「Reset」の項目が「Button8」になっているのでこれをクリアしてしまいましょう。
Button8はスティック押し込みになっているので、ジャンプして反転するときなどに押し込んでしまい自爆します。
またCameraタブ>「Camera Yaw」についてもコントローラー自体の個体差かもしれませんが、勝手に視点が左右に動いてしまったのでクリアにしてます。
アドベンチャーモードではチュートリアルのように一通り想定されているアクションをさせられるので、もし詰まった時には参考にしてください。
【まとめ】安定した近未来ハイスピードゲーム
早期アクセス系のゲームはバグや不具合が多い場合がありますが、『Distance』では特にそういったものに出くわしてはいません。(もう3年経つし当然と言えば当然か)
これは完成でいい気もしますが、まだ何か野望があるのでしょうか。
推奨スペックもそんなに高くなく、それでいて綺麗で動作は軽くスムーズなのでレースゲームとして快適に遊べます。
マルチプレイヤーはオンラインと画面分割に対応してます。
またVRにも対応しているので環境がある人ならさらなる没入感を味わえると思いますよ。
雰囲気が気に入ったらマストバイです。
唯一難点があるとすると車種が1種類しかないってくらいでしょうか。
(たぶん。色違いはあるけど)