「Astroneer」は宇宙飛行士となって、未開の惑星を探索するサンドボックスシミュレーションです。
現在早期アクセスとしてsteamで配信中です。
バージョンも0.2と(2017/1/10現在)まだまだ未完成な状態ではありますが、すでに十分楽しめる出来。
今後のアップデートから目が離せない、期待の一本です。
このページの目次
「オープンワールド」+「サンドボックス」=「砂場」+「おもちゃ遊び」?
「オープンワールド」「サンドボックス」といえば、「MineCraft」をはじめ、ほかにも多くのタイトルが発売されすっかり定着したジャンルといえます。
これまでのオープンワールド・サンドボックスは木を切ったり、つるはしで採掘したりして、実際にサバイバル体験をするような「リアル」さを目指したものでした。
「Astroneer」も、探索したり、素材を集めてクラフトしたりと、基本的にはやることは同じではありますが、リアルな体験というよりは「砂場でレゴブロックのようなおもちゃで遊ぶ」ような感覚なんです。
この「砂場遊び」と「おもちゃ遊び」のような感覚が「Astroneer」の最大の魅力です。
『探索』が楽しい!
このゲームの舞台は、「未開の惑星」。
「酸素」と「電力」がなければあっという間に死んでしまうため、ただ歩くというのが常に死と隣り合わせという状態です。
そこで登場するのが、『テザー』。
本作の『テザー』は電力や酸素を供給することができ、これを一定距離ごとに設置しながら探索距離を少しずつ伸ばしていきます。もちろん回収もできるので、うまく活用すれば様々な場所を探索することができます。
惑星の様々な場所に隠された『未知』の物体を研究すると新しい設備を作ることができるようになっていきます。
『掘削』が楽しい!
掃除機のような装置を使い、素材や土をもりもり吸い込むことで、素材を集めていきますが、吸い込むだけでなく、吐き出すこともできます。
これによって、地形を自由に操作することができ、素材や洞窟を探すために穴を掘ったり、深い谷間を超えるために、橋を作ったりすることができます。
また、地面を平らに『慣らす』こともでき、建物を建てる時や車両の通行に合わせて調整することができます。
『おもちゃ感』のあるデザイン
ローポリのシンプルなデザインの風景と、おもちゃのようなキャラクターや設備のデザインは本作の魅力のひとつ。
乗り物や設備には、赤い取り付けスロットがあり、そこに好きなパーツや素材をくっつけることができます。
おもちゃの「ブロック」のように組み替えることで、先端にドリルをつけて掘削したり、大量の資源を積み込めるようにしたりと、アイデア次第で様々な機能を持った車両を作ったりできます。
洗練されたUI
すでに日本語対応していますが、文字や数字などのUIがほとんど無いのも、独特のプレイ感覚に大きく貢献しているポイントの一つ。
ゲームにおける重要な要素「酸素」や「電力」の量、素材の量などなど、すべてUIなしで表現されています。
電力量などは、瓶に入った液体のように見ただけで分かるようにデザインされていて、充電されていく様子なども、視覚的に確認できるようになっています。
UIがないことも、おもちゃ感が演出されるポイントの一つになっています。
ゲーム内で詳しい説明がされないのもあり、手探りで順に開拓していくのも楽しみの一つ。
マルチプレイでさらに楽しい!
一人でやっても十分楽しいですが、みんなでやればもう間違いなしの楽しさ。
最大四人で遊べます。
ここにこれをつないでみたらどうだろうとか、みんなで手探りで試しながらワイワイやれるとさらに楽しい。
みんなで車を作って走り回ったり、協力して洞窟への通路を掘ったり、基地を作ったり・・・などなど楽しさは無限大です。
しかし、まだまだアーリーアクセスなので、バグも多く、現状では継続してのマルチプレイは問題もあります。
物理演算による処理落ちやクラッシュなどもまだまだ頻発するのも確か。
バージョンはまだまだ低いですが、存分に楽しめる「Astroneer」。
プレイすれば、ついつい人に勧めたくなるちょっと「新鮮」なオープンワールド・サンドボックスです。
「Astroneer」はいいぞ。