大砲の載った「船」でキャラクターを飛ばすという、一風変わったシステムのサイドビューのディフェンス系RPG。
シンプルながら歯ごたえのある難易度と、手軽なキャラクターの成長が好印象のタイトルです。
可愛らしくコミカルなビジュアルと、舞台はあの有名テーマパークがベースになっているということで話題です。
このページの目次
独特な世界観の中にハウステンボスの街並みを再現!
図書館に収められた『本』から過去もしくは異世界からの英雄を召喚するという設定が面白く、ファンタジーな世界の中に、中国の武将が登場したりするなど、独特な世界観になっています。
共同開発は、あの”ハウステンボス”。
ハウステンボスは、長崎県佐世保市にあるテーマパークで、ヨーロッパの街並みを再現し、四季折々の花々、世界各国の音楽やグルメ、子供も大人も楽しめるテーマパークです。
ハウステンボスをモチーフとしたマップには、実際にハウステンボスにあるお城や船、風車などが再現されています。
大砲船<ウィングリット>が決め手!タワー”オフェンス”ゲーム
『エアリアルレジェンズ』の最大の特徴は大砲船<ウィングリット>の存在。
ウィングリットはディフェンス系のゲームで言うところの防衛拠点で、ウィングリットがダメージを受けて破壊されてしまうとゲームオーバー。
しかし同時に、攻撃の拠点でもあり、ウィングリットからキャラクターを出撃させることで攻撃を行います。
時間経過で回復する”エア”を消費してユニットを出撃させると、各キャラクターは自動で前進しながら敵と戦います。
敵を倒しながら侵攻していき、ステージ奥のボスを倒せばステージクリア。
ユニットが倒されてしまっても、一定時間経過すると再出撃させることができます。
エアリアル
大砲船の大砲から撃ち出すのは砲弾ではなくユニット。
撃ちだすことができるのは”エアリアル”クラスのユニットで、画面下からユニットを選択すると、放物線が表示され、上下させてターゲットを狙うことができます。
うまくヒットすれば大ダメージを与えられるだけでなく、敵の上を何度もバウンドして連続してダメージを与えることも可能。
離れたところから遠距離攻撃してくる敵などを倒すときも、敵陣に一気に切り込んで倒すことができるので、使い方次第で戦況を覆すことが可能です。
アーツとアーツエナジー
各キャラクターは”アーツ”と呼ばれる必殺技を持っていて、時間でチャージされていくアーツエナジーを消費することでスキルが発動します。
アーツエナジーはクラスごとにあり、時間経過で画面左の”エアタンク”内に補充されていきます。どのクラスのアーツエナジーが補充されるかは分かりません。
アーツエナジーはエアに変換することもでき、早くユニットを出したいときはアーツエナジーをエアに変換してしまうのも戦略の一つ。
また、エアタンクがいっぱいになってしまうと、それ以上アーツエナジーが補充されなくなってしまうので、特定のクラスのアーツエナジーが揃わない時もエアに変換して調整する必要があります。
魔法陣
ウィングリットのもう一つの機能として、魔法陣があります。
ウィングリットの近くに展開される魔法陣の中に味方のユニットが入っていればパワーアップ!
できるだけ前進させて魔法陣の効果を発揮したいところですが、逆に敵から攻撃を受けてしまうというリスクも増加するので、悩みどころです。
バトルチャレンジ
各ステージにはバトルチャレンジと呼ばれる条件が3つ用意されていて、これらを達成することで「虹のしおり」を一つもらえます。
バトルチャレンジの条件は難しいものも多く、一度でクリアするのは難しく、中にはかなり強化してから出直さないといけないものもあり、これを達成するのも一つの目標になります。
キャラクターガチャ
ガチャはキャラクターガチャ。
レアリティは3段階で、★3のキャラクターの入手確率はかなり確立が低め。
なので、キャラクターガチャは比較的安価で引くことができるようになっています。
「ギアガチャ」では、★2のキャラクターを★3にすることができる「ギア」を入手することができ、特定のキャラクターを狙って進化させたいときはなかなか厳しそうです。
”虹のしおり”(課金ポイント)は結構サクサク手に入るので無課金にも良心的な使用になっています。
ユニットと育成
クラス
クラスは大きく分けて5つ存在します。
〇アタッカー
近接攻撃力が高く近くの敵をまとめて攻撃できます。
〇ストッパー
耐久力が高く前線で敵を食い止めるクラス。足が遅いのが難点です。
〇シューター
遠距離攻撃が可能で後方から敵を攻撃します。また、空中の敵にも攻撃可能です。
〇キャスター
範囲攻撃や回復などのアーツが使えるユニット。空中も攻撃可能です。
〇エアリアル
大砲で撃ちだすことのできる特殊なクラス。どのタイミングで使うか悩みどころです。
ユニットの強化と進化
キャラクターには、修練度とクラスレベルが存在し、両方を上げていくことで強化することができます。
修練度はステージをクリアすることで上昇し、レベルアップします。ステージごとにもらえる修練度も表記されているので、できるだけ高いところや修練度二倍ボーナスのあるステージを選ぶなどして、効率的に上げたいところです。
クラスレベルを成長させるには素材が必要です。
各属性のエレメントと、クラスルーン、勲章などが必要で、ステージクリアで入手することができます。
エレメントは大量入手が可能なステージがあり、日替わりで入手可能な属性が変化します。
また、修練度レベルの上限を上げるアイテムや、★3のクラスをさらに覚醒させるアイテムなどもあり、育成もやりごたえがあります。
バトルチャレンジには、「特定の属性のみでクリア」や「4人以下でクリア」など厳しいものもあるので、いろいろなタイプのキャラクターを育てておきたいところです。
城下町
城下町は、進化素材などのアイテムを入手したり仲間との絆を深めることができる、いわゆる街づくり要素。
城下町に登場する風車などもハウステンボスにあるものがモデルになっています。
条件を達成することで新しい施設が増えていきます。建物が増えてにぎやかになっていくのを見るのも楽しいです。
【まとめ】魅力的な世界観だけどゲームとしては惜しい部分も
ゲームのバランスとしては簡単になりすぎないようになっていて、バトルチャレンジをクリアしようとするとなかなか難しく攻略のしがいがあります。
しかし、基本戦略は同じなのでやることがあまり変わらず、そうなると終始レベル上げと素材集めになってしまうのが惜しいです。
大砲船の存在は今までになくかなり魅力的ですが、ちょっとできることが少なすぎて勿体ない気も。
砲台からキャラクターを撃ちだすというのも面白いですが、撃ちだせるのは”エアリアル”のキャラクターだけなので、使う機会も少なくなっています。もういっそ全員撃ちだせてもいい気がしました。
どのゲームもそうなのだけれど、”成長要素”が足を引っ張る場面があるなと感じます。
レベルアップだとか進化というような要素は長く遊ばせるために必要なのだけれど、これによって「うまくやった」ことによって攻略するのではなくて、「レベルを上げる」ことで攻略する形になってしまうことが多いです。
せっかくのシステムや世界観があまり生かせなくなってしまうように感じます。
これもスマートフォンゲームのジレンマのひとつですね。
とは言え、ディフェンス系のゲームの中でも一風変わったゲームプレイが楽しめる「エアリアルレジェンズ」。
気になった人はプレイしてみては。