『PaniPani-パラレルニクスパンドラナイト-』は、マルチプレイ対応の横スクロールアクションRPG。
ジャンプや攻撃などを駆使して敵を倒していくシンプルなルールと操作に加えて、途切れることなく続くマップや、常にいる他のプレイヤー、”ガチャ”システムを廃した独自の「カプセル」システムなどなど、新しい試みが多くなされていて新鮮なタイトルです。
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近未来とファンタジーが混ざり合う独特な世界観
スクールバスに乗っていた13人の中高生たちは、突然謎の星「ぱにぱに」に飛ばされた上、その命運が託される・・・といういわゆる”異世界もの”のストーリー。
アニメテイストで現代的なキャラクターデザインなど、全体的にポップな雰囲気に仕上がっています。
ゲーム内のキャラクターたちが、スマートフォンのような”ぱにふぉん”を使ってLINEそっくりのチャットやスタンプで会話するのも独特で面白いです。
”限りなく続く”広大なマップを冒険!
横スクロールアクションには珍しくステージ制ではなく、マップはどこまでもつながっています。
常に他のプレイヤーが存在しているので、パーティを募集して一緒にプレイしたり、通りすがりのプレイヤーを回復したりするなどの、つかの間の共闘を楽しむこともできます。
ストーリーの進行に合わせて、新しいエリアやキャラクターなどが追加されていきます。
シンプルな操作の2DアクションRPG
タップして攻撃、フリックによるジャンプや回避というシンプルな操作。
攻撃は、敵の近くで一度タップすれば連打しなくても自動で攻撃し続けてくれるようになっています。
とはいえ、タップしてそのまま置いておけば勝手に倒してくれるというものではなく、敵の動きを見て回避しないとダメージを受けてしまったり、行動パターンも敵によって違い、それぞれの敵に合わせた攻略が必要になるなどアクションゲームとしての基本的は押さえた作りになっています。
「カプセル」でアイテムやキャラクターをゲット
本作の大きな特徴といえるのが「カプセル」システム。
敵を倒すとアイテムやスキル、キャラクターなど様々なカプセルがドロップします。
手に入れた”カプセル”は”カプセルホルダー”に順番に追加されていき、同じく敵を倒すと手に入る”エーテル”を一定値以上集めると、カプセルを開いて中身を手に入れることができます。
カプセルは結構な頻度でドロップし、スキルや装備、キャラクターもカプセルとして出現するので、敵を倒すのが楽しくなります。
しかし、カプセルには制限時間が設けられていて、時間が経過すると消えてしまいます。
好きな順番に開放することができないため、例えばレアな”スターカプセル”が手に入っても、制限時間内に開放できないということも起こります。
そんな時には”カプセルチケット”や超宝石(課金ポイント)等を使ってすぐにカプセルを解放することが可能。
クエストなどでチケットや超宝石を入手できるのでここぞというタイミングで使いたいところです。
また、一定数カプセルあけることで最高ランクのスターカプセルがもらえたり、時間経過でカプセルが一定数消えると”カプセルチケット”がもらえるなどのシステムもあり無駄にならないようになっています。
”クラフト”や”スキル”でキャラクターを強化
キャラクターにはレベルがなく、攻撃したりジャンプしたりしているうちに少しずつスキルが成長していきます。
例えば、最初は一回しか攻撃できませんが、攻撃しているとコンボスキルが上昇し、最大4回まで連続攻撃することができるようになります。
また、カプセルから”スペシャルスキル”を入手することも。
クラフト
武器や防具を装備することで、攻撃力や防御力を上昇させることができます。
装備は全て”クラフト”で入手する必要があり、レシピはクエストで入手できるほか、カプセルから入手できます。
クラフト素材は、マップ上にある採集ポイントや敵から入手できます。
さらに武器や防具は強化して能力を高めることもできます。
体力を回復するための料理もクラフトで入手できるので、定期的に回復アイテムを補充しておくといいかもしれません。
【まとめ】無限に遊べる横スクロールMMORPG
全体的にライトな作りのアクションRPGになっていて、MMORPGのようにちまちま遊ぶのが楽しいタイトル。
敵の攻撃をちゃんと回避しないとダメージを受けてしまうなど、アクションゲームらしさもありますが、簡単すぎてあっと言う間にパターン化してしまうのは歯がゆいところ。
キャラクターをなかなか入手できないので、キャラクターの動きや行動のパターンが少なくやや単調になってしまうのは惜しいですが、これも手に入れるためにゲームを続ける動機にうまくつながっています。
やはり特筆すべきは、そのプレイヤーの心をつかむ構造。
全体の作りが非常に”巧妙”で、プレイしまくるか、課金するかという方向にうまく誘導しているのはさすが「コロプラ」というところでしょうか。
大量のカプセルを残したまま終了するのにも抵抗があり、あと一つ開けてから終わろうとか思っているとまたすぐ新しいカプセルを拾ってしまったりして、なんだかちょっと悔しい気分になってしまうのもまた”巧妙”です。
無課金でもゲームシステム的にそれほど影響もなく、適度にスターカプセルが開けられるようになっているので、結構がっつり遊ぶことができます。
カプセルが消えるのが嫌で「早く敵を倒さないと!」という変な焦りがあってなかなか落ち着いてプレイできないところがあったり、なかなか辞め時が見つけられないなど若干プレイしづらさもあります。