レビュー

立体穴あけパズル『Portal2(ポータル2)』

投稿日:2011年6月22日 更新日:

Portal2(ポータル2)

今回紹介するのはPortal2。
前作である、PortalはXbox360版のオレンジボックスで初めてやって度肝を抜かれたソフトのひとつである。

舞台はハーフライフと同一世界にあるアパチャーサイエンスという研究機関。

そこで開発されていたのが『ポータルガン』。
白いコンクリート状のものに、オレンジとブルーの穴をあけ潜り抜けることで、離れた場所へあっという間に移動できる代物。
ドラえもんの通り抜けフープみたいなイメージがわかりやすいだろうか。

これを市場に出す前のテストをしているという設定だが、主人公以外、人っ子一人がおらず、女性型AIである「GoLaDos」の用意するテストをこなしていくことになる。

Portal2では前作で「GLaDos」の悪夢のようなテストから脱出・・・
したはずが、何やら小さなホテルのような小部屋で目が覚めるわけである。
まぁ案の定、前回倒したはずの「GLaDos」が復活、再びテストを行っていくことになるが・・・アパチャーサイエンス、GLaDosの過去を垣間見ることになる。

ゲーム自体はこれまでのように地面と高いところに穴をあけて移動して必要なものを拾ってきたり、落下の加速度を利用して別の穴から飛び出して遠くまで移動したりという、3D酔いやすい人には地獄のような体験が可能である(笑)。

今回は新たな仕掛けとして、加速ジェル、反発ジェル、トラクタービームなどが加わり、周囲の環境をいかに利用するかが鍵となっている。
それにより複雑さは増しているように感じるが、前回のタイムアタックほどごり押しに近いことをしなくても、クリアできるように設計されているらしい。

今回、何よりもおもしろいのがCo-opである。(ただし、初見ユーザー同士でないと面白さ半減)
開けられるポータルの数が2から4になるんだから、頭もさらに使う。
二人でタイミングを合わせないといけないところなどもあり、パートナーシップも試される。

総評としてはストーリーも2でありがちな、収集がつかない感じはなく、かなりキレイにまとまっていた。前作からの追加要素も斬新でよかったと思う。

ひとつ問題点としては1周してしまえば、今のところ周回要素や、タイムアタックなどもない。

VALVEによると夏にDLCを出すということで、新たなステージやモードが追加されてくるのでそれに期待するとともに、PC版の特権、MODを期待して待つとしよう。

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