「Ylands(アイランド)」はサンドボックスサバイバルアドベンチャーゲーム。
開発はなんとArmaシリーズやDayZの『Bohemia Interactive』 。
これまでガチなタクティカルシューターを作り続けていたところがなぜ!?と思いますが、まぁ息抜きなのかもしれません。
ゲームモードとしてはEXPLORATION(探検)、CREATIVE MODE(サンドボックス)があり、マップは自動生成なのでどれとして同じマップは存在しないので常に新鮮な気持ちで遊べます。
また、Workshopからユーザーが作ったマップをダウンロードして遊ぶこともでき、無限に遊ぶことが可能です。
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やさしい世界
見ての通り、ローポリで色彩も豊かで綺麗。
ほぼテクスチャの使われたオブジェクトはなく、ポリゴンに色をつけただけで何かわかるようになっていて、かなりハイセンスなグラフィックになっています。
また、見た目だけでなく地形も結構自由にいじれ、建築もできます。
マインクラフトはちょっとカクカクしすぎててイマイチ世界に入り込みづらかった人にはいいかも。
個人的にはかなりドストライクな絵作りです。
やさしいサバイバル
一応肉食動物に襲われたりもしますが、どことなくほんわかした世界観なので緊張感はあまりありません。
音楽もフィーリング系で海沿いでずっと寝てたいくらいの雰囲気です。
今のところ申し訳程度の空腹と気温によるステータス低下のみで、喉が渇いたり、病気にかかったり、低体温症になったりそういうややこしいことはありません。
がんばって動物を狩らずともその辺になっているフルーツを食べるだけでOKです。
なんだかこう書くとだいぶカジュアルそうですが、様々な要素がリアルで、火をつけるにも木片をくべて、火打石で火が付くとか、雨が降ってたら屋外で火はつけられない、など決して手抜きというわけではありません。
やさしいクラフト
ArkやRustではレベルに応じて作るものがアンロックされていましたが、難点はとにかく時間がかかること。
またブループリントを拾うタイプも一時期ありましたが、これもランダムだといつまでたっても作りたいものが作れない可能性も。
本作は拾った素材や作ったものが揃っていれば作れるものリストが増えます。
またマップに落ちているもの(鉄製の装備とか)を見つけて拾うことでも解放されていくようです。
なのでそんなに時間はかからないはず。
ただし現状クラフトできるものが多すぎる上に、カテゴライズがうまくいってないため必要なものを探し出すのに苦労します。
一応下のタブで最近使用したもの、最近アンロックしたものでソートできるのでそれを見て作ったり、キーワード検索で絞り込む必要があります。
島での生活が安定してきたら大海原に飛び出そう!
クラフトをアンロックしていくと様々なアイテムや生産拠点などが揃ってきて、いろんなものが作れるようになってきます。
ただ最初の島では手に入るものが限られており、他のものは他の島に行くことで手に入ります。
そうなったら大海原へ旅立つべし!(周辺には10個近くの島が点在しているみたい)
ただこれが最初の鬼門で、そこそこ速度の出る船(サメがいるため)と、地図が必須です。
そこそこ速度を出そうと思うと船のマストが2~3つはつけないと遅くてやってられないと思います。と、なると布が大量にいります。(木材もいるけど…)
島中の布になる植物(布の場合はCOTTONかFLAX)をかき集めて、それでもたぶん足りなくなるので植物をBlokenしたら種ができるのでそれを栽培して…
また現在位置を知るためには地図がないと間違いなく大海原を彷徨うことになります。
ちなみに他の島と言ってもどこにあるか分かるものなのか?
実は【ネタバレを読む】
他の島には最初の島にはなかった動植物や鉱石、建造物など驚きがいっぱいです。
恐ろしいミュータント生物がいる洞窟を探検!
各島にはほぼ必ず洞窟があります。
ここではゲームのエンドコンテンツにあたるテクノロジー系のものを作るのに必要な材料が集まります。
ただし、少なくとも鉄装備を揃えていかないとあっという間にやられてしまうことに。
またかなり入り組んでおり、足元にも気を付けないとうっかり落下死してしまうことも。
とにかく暗いですが、ランタンを持っていくか、落ちてる光るキノコやクリスタルを道しるべに慎重に進んでいきましょう。
社会人にやさしいオンライン要素
サンドボックスサバイバルゲームは常時サーバーで大人数のプレイヤーが入り乱れており、物資がものをいう場合が多いので、継続してプレイしないと厳しいゲームジャンルになっています。
なので日中出かけていて帰ってきたら家は破壊されて物資もなにもかもない状態になっていた・・・なんてことはまぁ普通です。
そのあたり、このゲームは最大8人まで。
常時稼働サーバーのようなものは今のところありません。
誰かがホストになってプレイするスタイルです。
ホストでは公開するかどうか、パスワードをかけるかどうか、が設定できるので友達だけで遊ぶことももちろん可能です。
つまりホストが常にプレイしないといけないってことになっていますが、プレイ終了後、セーブデータをシェアできるようにセーブデータ保存フォルダから簡単にセーブデータを取り出せるようになっています。
「○○〇.ylandsgame」と言うファイルをスカイプなどで共有しておけば、自分がホストでやっててしばらくログインできないような場合でも、誰かが引き継いでプレイしてもらえます。
やさしいが決して手は抜いていないサンドボックスサバイバルゲーム
やれることはかなり多く、逆にこのアイテムパーツの数は探し出すのが大変すぎるレベル。
かなりのポテンシャルを秘めていると思います。
現状いくつか問題点をピックアップすると、
- 死んだときにドロップするアイテムをまとめて拾えない(ARKとかみたいにパッケージになってると楽、でもって拾ったらすぐ死ぬ前の状態の装備に戻してほしい
- 先述のとおりクラフト画面でアイテムがわかりにくい
- 数を指定してモノを置いたり、移動できない
- 建築の操作が癖があって難しい
- 一度設置すると動かすことができない(設置して1分くらい以内であれば回収は可能)
- 他の人のサーバーでプレイし続けていると同期ズレが起きて拾ったのに反映されないなどの現象が起きる(ホスト再起動で直るけど)
などの不満点もありますが、まだ早期アクセスが始まったところなので徐々に改善はされていくと思います。
ARKとかRustの殺伐としたサンドボックスサバイバルゲームに疲れたなと思ったらおススメです。