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【レビュー】『Dauntless(ドントレス)』ついに正式版リリース!シンプル&ディープなハンティングアクション!

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長くオープンベータとして開発を続けてきたハンティングアクション『Dauntless』がついに正式リリースされました。プラットフォームはEpic Store(PC)と海外PS4、Xbox Oneにて無料で配信中です。
本作は、モンスターハンターライクなハンティングアクションで、無数の浮遊大陸としてばらばらになってしまった世界を舞台に、スレイヤーとなり、人類の脅威となる巨大なモンスター「Behemoth(ベヒモス)」と戦います。

”モンハン”と比べて、全体的にシンプルなものの、敵の動きに合わせた攻撃のタイミングや、武器の特性を活かした立ち回りなどアクションゲームとしてはしっかりと作られており、やりごたえがあります。
正式リリースに合わせて、大きく変更された点も踏まえて改めて本作の魅力をご紹介。

新たなトレイラーも公開されてます。

モンスターとのバトルに特化したハンティングアクション

2丁の銃である”リピーター”は距離をとって戦いつつ、ピンポイントで部位を攻撃できる。

2丁の銃である”リピーター”は距離をとって戦いつつ、ピンポイントで部位を攻撃できる。

モンスターハンターなど他のハンティングアクションと比べると、マップは非常に狭く、凝ったギミックなどはありません。小型のモンスターなども存在せず、標的となるモンスターだけが存在する、非常にシンプルな作りになっています。1プレイの時間も3分~15分程度と短く、プレイしやすいのが特徴です。

Dauntless独自の”Danger”システムは、時間経過やプレイヤーの死亡によって”危険度”が上昇していき、最大になると味方を蘇生できなくなり、敵からのダメージも上昇します。
しかし、危険度が最大でなければ、プレイヤー同士による蘇生は無制限に行うことができ、加えてプレイヤーそれぞれが3回復活できるようになり、ソロでもかなりプレイしやすくなりました。

回復アイテムは毎回5つ固定で配給され、自分で用意したりする必要はありません。さらに、地面の割れ目から吹き出す”Eather Vent”でも回復することができます。

とはいえ、カジュアルではありますが簡単なゲームであるというわけではなく、難易度に合わせた装備の更新やカスタマイズ、そしてプレイヤーの腕が要求される骨太なアクションに仕上がっています。

準備や探索といった要素を最小限に留めることで、モンスターとのバトルにより集中できるようになったいえます。

デザインセンスが光る魅力的な敵モンスター”Behemoth”

足の付根にある器官から四方に炎を吹き出すCharrog。

足の付根にある器官から四方に炎を吹き出すCharrog。

やはりハンティングアクションゲームの中心となるのは、敵モンスター”Behemoth(ベヒモス)”。
『Dauntless』の敵モンスターはどのモンスターも特徴的でおもしろいデザインになっています。
見た目の面白さだけではなく、もちろんその動きも特徴的で、ある程度慣れていても意表を突かれてしまうということも多く、常に緊張感のあるバトルを楽しむことができます。

ランダムな敵と戦う”Patorol”は、属性と難易度を選択できるようになった。

ランダムな敵と戦う”Patorol”は、属性と難易度を選択できるようになった。

現在、登場する”Behemoth”の数は、19種に及び、順に攻略していくだけでもかなりのボリュームになっています。
加えて、それぞれのモンスターには上位版、そしてさらに上位の”Heroic”モンスターも存在し、攻略することでよりハイレベルな装備を製作することができます。

以前は、高難易度にしか登場しないモンスターが多く、パーティでマッチングできないと攻略が難しいということがありましたが、ほとんどのBehemothが低難易度でも挑戦できるようになり、ソロプレイでも倒しやすくなりました。

カスタマイズ可能な6つの武器

武器ごとにCell、WeaponMOD、見た目を変更できる

武器ごとにCell、WeaponMOD、見た目を変更できる

現在、選べる武器は6種類。
攻撃力とスピードのバランスが良い「剣」、圧倒的な手数と回避に優れた「チェインブレイド」、一撃必殺の「斧」、敵の動きを止める「ハンマー」、中遠距離から攻撃が可能な「ウォーパイク」、そして、離れて攻撃できる「リピーター」。
部位攻撃に優れた武器や、スタンさせやすい武器、Behemothによっても効果的な武器が違い、どれも使い方次第で効果的に扱うことができます。

”回避するとスキルのクールダウンが減少”など、プレイスタイルにあわせてカスタムしよう

”回避するとスキルのクールダウンが減少”など、プレイスタイルにあわせてカスタムしよう

新要素として、武器のカスタマイズが可能になりました。
Weapon MODを変更することで、これまでは固定だったSpecialアビリティを変更したり、特殊な効果を付加したりすることができます。
同じ武器でもカスタマイズすることで、プレイスタイルに合った動きや、これまでとは違ったプレイ感覚を楽しむことができます。
また、武器にもCellスロットが追加され、さらにPerkを発動させやすくなっています。

下位のBehemothと上位のBehemothのそれぞれで存在していた武器や防具は統一され、再調整された新たな武器、防具に置き換えられました。
武器のレベル上限高くなり、その武器のマスタリーレベルをアップすることで上限が開放されていきます。

装備画面は装備とCell、Perkがひと目で見られるようになった。

装備画面は装備とCell、Perkがひと目で見られるようになった。

アーマーにセットすることができる”Cell”で様々なPerkを発動させることができ、部位破壊に特化したり、武器の弱点を補ったり、パーティプレイ用に蘇生や防御などを強化するなど、装備とCellの組み合わせで幅の広いビルドを作り出すことができます。

プレイすればするほど強くなる”マスタリーシステム”

武器やBehemothごとに用意されたタスクをクリアするとマスタリーレベルがアップしていく

武器やBehemothごとに用意されたタスクをクリアするとマスタリーレベルがアップしていく

新要素であるMasteryシステムによって、武器を使って敵を倒すなどのタスクをクリアすることによって武器のマスタリーレベルが上昇し、レベルに応じて、報酬や武器の能力を拡張するためのModが開放されていきます。
武器ごとの”Special”アビリティも変更することができ、よりプレイスタイルに合わせたカスタマイズをすることが可能になりました。

スキンや染料でおしゃれを楽しもう

期間限定のHuntPassの各レベルに到達することでスキンやアイテムなどの報酬が得られる。

期間限定のHuntPassの各レベルに到達することでスキンやアイテムなどの報酬が得られる。

常に行われている「Hunt Pass」では、クエストや敵の部位破壊などで得られるポイントを集めると、スキンや染料などレベルに応じた報酬を得ることができます。
装備は、武器、頭、体、腕、下半身、ランタンとそれぞれの部位ごとにスキンを変更することができるので、様々な組み合わせでファッションを楽しむことができます。
また、染料を入手すれば、パーツごとに色を変えることもできます。

顔の調整は、いつでも何度でも行える。

顔の調整は、いつでも何度でも行える。

キャラクターの顔も細かく調整することができ、性別を含めていつでも変更可能です。

「Hunt Pass」も無料で報酬を得ることができますが、有料のエリートコースに課金することで、スキンなどの報酬が得られます。

『Dauntless』はPC/海外PS4/Xbox Oneで配信中。PC版はEpic Storeからダウンロードすることができます。
しかも現在サービス中のPC/海外PS4/Xbox Oneの3機種間でクロスプラットフォームプレイが可能です。

日本語には対応していませんが、それほど影響はありません。
気になる人はもちろん、過去に一度プレイしたことがあるひとも、大きく進化した新生『Dauntless』を一度プレイしてみては。

【まとめ】”モンハン”とも違うシンプルにまとまったハンティングアクション

クローズドβから更新の度に少しずつプレイしてきましたが、本当に楽しいゲームに仕上がってきたなと感じます。カスタマイズがしやすくなり、より簡単にビルドを試せるようになりました。

UIは何度も作り直され見やすく、使いやすくなり、ゲームパッドでの操作にも最適化されつつあります。
周回プレイ特有の面倒臭さもほとんどなくなり、目に見える不満点といえばラグと言葉の壁くらいのものじゃないでしょうか。

やはり気になるのは、「モンスターハンター:ワールド」と比べてどうなのかという点ですが、世界観を重視したつくりのモンハンと比べて、こちらはモンスターとのバトルに特化したゲームになっており、ジャンルは同じであるとはいえ、プレイ感覚や目指すところは実質全く違うゲームであるといえます。
面倒な作業も必要なく、1回のプレイ時間も短い、それでいて本格的なアクションやキャラクタービルドを手軽に楽しみたいというときは本作ではないでしょうか。

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