『アビス・ホライズン(アビホラ)』は戦艦を擬人化した女の子キャラクターが登場する、3D艦隊擬人化アクションRPG。
すっかりお馴染みになった艦船が擬人化ものですが、『アビス・ホライズン』ではすべて3Dモデル化され、作りこまれたアニメーションやアクションを堪能することができます。
ハイレベルなグラフィックで美しく描かれる海の戦場や迫力のある激しい砲撃戦などは必見です。
スマートフォン向けのタイトルではあるものの、見た目だけではなくゲームシステムもしっかり作りこまれており、RPGやアクションゲームとしても楽しめるゲームに仕上がっています。
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美しく描かれる海の戦場と”艦姫”たち
「艦これ」や「アズールレーン」などのヒットタイトルでもすっかりお馴染みの、世界中の有名な艦船が擬人化された女の子、本作では「艦姫」(ふなひめ)として登場。
2Dのイラストだけでなく、全キャラクターが3Dモデルで作られており、戦闘時のアニメーションはもちろん、それ以外の場面でも作りこまれたモーションを堪能することができます。
声優陣も小倉唯、上坂すみれ、大西沙織、洲崎綾、種田梨沙、本渡楓、雨宮天、上田麗奈、Lynn、佐倉綾音などなど・・・超豪華になっています。
リアルタイムで進行する海戦が熱い!
戦場では、キャラクター達を操作して相手の艦隊を全滅させれば勝利です。
船なので基本自動で前進、進行方向に向けて舵をきりながら進行していきます。
リアルタイムに展開されるゲームなので、ジャンルとしてはアクションゲームやリアルタイムストラテジーのようにも思えますが、スマートフォン向けに簡略化されており、イメージとしてはターンベースに近い作り。
メインの攻撃方法となるのは、時間経過で回復するエネルギーを消費して発射する主砲攻撃。
エネルギーが無くなると、回復するまでは主砲が使えなくなります。
流れとしては、味方と敵、それぞれが交互に主砲を打ち合う、ターンベースバトルのような展開になっていきます。
”艦種”と武器の相性を把握しよう!
一口に軍艦といっても、その役割に応じて様々な種類が存在します。
長距離からの範囲砲撃が可能な”戦艦”や、さらに離れた距離から艦載機での爆撃が可能な”空母”、素早い立ち回りが可能な”駆逐艦”や”軽巡洋艦”など様々。
搭載している武装の種類や組み合わせは、キャラクターごとに異なるため、新たなキャラクターを入手するたびに戦略の幅が広がっていきます。
部隊を同じ艦種で揃え、主砲攻撃の際に同時に攻撃することで威力が大きくなります。
基本的には同じ艦種を揃えた部隊を組むのがセオリー。
しかし、艦種と武装の相性があり、同じタイプの艦種だけを育てていくだけだと行き詰まることも。
様々な艦種を育てていくのが攻略の鍵です。
オートバトルで楽に育成
スタミナの概念がないので、無限にプレイし続けることが可能ですが、やはり自動戦闘に頼りたいところ。
AIは割と優秀なので、自分でプレイするよりもうまく攻撃を回避したりしてくれることもありますが、敵との相性は重要で編成がしっかりしていないとクリアできないこともあり、なかなか気を抜けません。
手動ではクリアできるミッションをいかに自動でクリアできるようにするか、といった工夫も楽しみの一つです。
様々なタイプのミッション
敵の部隊と戦う「遭遇戦」に、広域で複数の部隊を相手取る「会戦」、敵の超大型艦を追う「追撃戦」など、様々なミッションタイプがあり、飽きさせない作りになっています。
また、艦種を限定しての高難易度の「訓練」ミッションもあり、クリアすることで報酬としてレア度の高いキャラや装備などを入手することもできます。
”建造”で新しい艦を入手しよう
「姫艦装甲設計図」を消費して、新たな艦船を建造することができます。
「小型建造」、「大型建造」、「特殊建造」の3つの建造方法がありそれぞれ指定したサイズの戦艦を確率で入手することができます。
「特殊建造」はすべての種類の艦船を建造することができますが、特殊建造でしか出現しない艦船が存在します。
「改装」で艦姫を強化!
艦姫を強化する方法は、多岐にわたります。
序盤はできることが多く戸惑いますが、あまり気にせずストーリーを進めながら少しずつ強化していきましょう。
「艦姫改造」では、装甲コアを消費してキャラクターのレアリティをアップすることができます。
すべてのキャラを☆6にすることができるので、レアリティが高いキャラクターだけでなく、どのキャラクターでも使うことができます。
まだまだある!様々な要素盛りだくさん
歯ごたえのあるメインミッションと、艦姫の収集と編隊、幅広い強化とすでに十分すぎるほどの内容ではありますが、まだまだ様々な要素が存在しています。
他のプレイヤーの部隊と戦うことができるランクマッチ「艦隊演習」や「艦隊PVP」。
チャレンジ要素の強いデイリーミッション「単艦行動」や「戦術訓練」。
さらに、ボスキャラゲットのチャンスがある「鬼姫挑戦」などなど、盛りだくさんの要素が用意されています。
メインミッションも、1週クリア後にさらに高レベル、高難易度の新ステージも開放され、長く楽しむことができます。
【まとめ】やりごたえのあるスマートフォン向けRPG
パッと見た感じでは、すっかり「よくある」タイプのジャンルではあるものの、グラフィックの綺麗さはもちろん、それだけでなく、キャラクターごとの特徴を活かせる作りになっていて、悩みながらの編成を楽しめるようになっています。
最初は戦艦アクションやシミュレーションゲームのようにも思えるものの、内容的には他のRPGと同じで、ミッションを選んで自動戦闘させるゲーム。
育成ゲームではあるので、基本的にアホみたいに周回する必要があり、しかしそれでもなかなか前に進まないので、普通にプレイする上では辛く感じるところもありそうです。
この手の育成ゲームはどうせ自動で動かすんだから、いっそもうレベルは自動で上がってくれてもいいような気がします。もしかするとストアの方での規約に引っかかるのかもしれませんが。
ところで、この手の戦艦をモチーフにしたタイトルは何故か、「プレイヤーが戦艦について詳しい」ということを前提にしたような作りになっていて、用語やシステムなどが複雑な割に説明が少ないのが気になります。戦艦を擬人化している段階でほとんどファンタジーじゃねえかと思いますが、何か共通のポリシーのようなものがあるんでしょうか。(筆者が戦艦に詳しくないだけですが)
とはいえ、RPGや育成ものが好きなら「戦艦とはよくわからないから……」と倦厭せずに一度プレイしてみては。