ちょっと集合体恐怖症には辛いかもしれないので閲覧にご注意ください。
たまたま20%オフにさらに20%オフのクーポンがあり、950円ほどで入手できたので好奇心というか怖いもの見たさでプレイしてみたところ、あまりにも素晴らしかったのでレビューしてみます。
「Everything」の開発元David OReilly(デイビッド・オライリー)氏は、山を眺めるだけのゲーム「Mountain」も開発していて、パッと見たときの作風が似ているなーと思ったらドンピシャでした。
Everythingはどうやってプレイするのか
「Everything」はトレイラーを見ただけだとよくわかりませんが、その辺を軽く解説していきます。
このゲームは最初、無限宇宙を彷徨う光がある惑星に落下、その光の正体である謎の物体のそばにいてた動物(基本的に草食動物?)を動かすところから始まります。
動かしていくと画面下に指示が入り、他の動物、植物、建造物、島、道端のウンコ、バクテリア、細胞まであらゆる「物質」を操作して移動していくのが基本。
その「物質」のパターンが尋常ではなく、「物質」のミクロや、取り巻く環境つまり地球や銀河系、次元といったマクロまでシームレスに段階的に移動してあらゆる「物質」をアンロックしていきます。
既存のもので説明するなら「Powers of Ten」を現在の技術で再現した感じ。
(まぁミクロ←→次元でループしてますが)
「物質」は同じグループであればくっつけて移動することができ、選択している「物質」をアンロックした「物質」に自由に変化させられたり、増殖させれるようになっていったりもします。
一応要所要所でイギリス人哲学者の故Alan Watts(アラン・ワッツ)氏による解説というかナレーションが聞けるのですが、英語がサッパリだと辛いところがありますね。日常会話でないので直訳してもサッパリ。
とはいえ雰囲気と簡単な英単語を読みながらも進めるのは難しくありません。
そんな感じで進めていきつつ、一応エンディングのようなものがあるのでそこまでを目標にプレイしてみるといいと思います。
(だいたい2~3時間くらい?)
ゲームというよりインタラクティブアート
混沌に見えても引いて見ると規則正しく並んでいるかのようなフラクタル的に見えたり、あらゆる「物質」とそれを包む「物質」といった多層的なミクロ&マクロ世界を体験できます。
サイズによる違いはありますが、「オブジェクト」という意味ではすべて同じであり、生物も花もゴミも違いがあるのかと言われるとなんだか急に怪しくなってきます。
そうしたいわゆるゲーム的な楽しさとは違うけど、体験してみるまで分からない大きな驚きがあります。
エンディングまでプレイした後は町中のオブジェクトをピザにするなどしても楽しいかもしれません。
2017年 4/29まで20%OFFですので、気になったらぜひやってほしい作品です。