V8を讃えよ!!
というわけで今年は映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がヒットとなりましたが、それの前日談となるゲーム版「MadMax」。
冒頭、愛しのV8マシン「インターセプター」が「ウェイストランド」を支配している「スクロタス」の手に落ちてしまい、すべてを失ってしまったマックスはチャムバケットと出会い協力して(半ば脅迫)新マシン「アークエンジェル」を強化しつつ、宿敵スクロタスに立ち向かいます。
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元祖 ポストアポカリプス
このゲームにおいて一番重要なのは北斗の拳やFalloutなどの世界観にも影響を与えたであろう、映画「マッドマックス2」の雰囲気が存分に描かれているということでしょう。
(主人公は最新作、怒りのデスロードがモデルですが、ちょっとアクション要素が強めなので)
とにかく広い(といっても最近のオープンワールドゲームでは狭いほうですが)
核戦争で退廃し何もない砂漠、各地に点在する文明の痕跡。
訪れてみると、協力者の拠点もあれば、「スクロタス」の手下たちの出城だったりします。
体力を回復する方法も各地にある少量の水や、落ちてるドッグフード缶、ウジ虫などを食べて回復しなくてはなりません。
車もマックスも砦をどんどん成長させて敵をぶっ潰す!
最初マックスはひたすらパンチ&避け、数発しかないショットガンくらいだし、車も体当たりするくらいしかできません。
強化していくと攻撃&防御力アップ装備やQTEのようなコマンドが出るようになったり、服装が変えられたり、車にもフックショットやスナイパーライフル、爆発棒、トゲトゲなどをつけて強化していくことができます。
これらを開放していくには敵の脅威度を下げなくてはならず、どんどん敵の拠点を制圧していきます。
あと怪しい人物「グリッファ」から能力を上げてもらったりすることで、マックス自身の攻撃力やライフの上限などの能力をアップすることもできます。
また進んでいくことで各地にマックスの協力者ができますのでそこが拠点になっていきます。
ここではスクラップ集め、ガソリン、水、食料(体力)などを回復できる施設を作ることができます。
よりマッドな雰囲気を味わうなら
蛇足ですが、基本的にはマックス、車、砦をアップグレードしていくのが目的になりますが、アップグレードをやりすぎるとヌルくなってしまいます。(Lv上げしまくってボスに挑むタイプならそれでいいのですが)
特に難易度設定などもないので自分で加減を調整してやる必要があります。
砦の設備について
ガソリン、水、食料関係の施設を作ってしまうと砦に入った瞬間にそれらが補充されてしまうのでゲームの雰囲気としては微妙です。
これらの施設は作らない方が荒野でのサバイバル感が出ます。
マックスのアビリティについて
水、ガソリン関係はあまり上げないほうがサバイバルしている雰囲気がでます。
ただ、アビリティポイントは保有してるポイントを使い切らないと完了することができません。
しかも上限を上げるためのポイントは一気に上げられないようです。
溜め込むと振りたくないポイントも振らないといけないので、面倒ですが頻繁にアビリティを上げに行ったほうがいいかもしれません。
逆にスクラップ(ゲーム中のお金のようなもの)関係のスキルや施設は優先的にアップグレードしたほうがいいです。
それ以外はお好みで進めたらいいと思います。
ちょっと最近のゲームとしてはもっさりしてる?とはいえ及第点
このゲーム、最近のオープンワールドアクションゲームと比べると結構もっさりしているのが目立ちます。
アクション自体やっていくと繰り返しも多いし、アイテム拾うのにいちいち拾うモーションや暗転が入ったり、ちょっとしたストレスになります。
また、マップも車で移動することが前提なのか結構スカスカな感じもあります。
でもまぁこの感じってマッドマックス2のあの感じを表現できているとも言えなくもないのかもしれません。
とはいえ「Just Cause」のAvalanche Studiosが開発なのであのはっちゃけ感からするとおとなしい印象があるので、期待していたら肩すかしを食らうかも。
個人的にはこれくらいでもいいとは思いますが、細かな点を改善するだけでもっと印象はよくなったとは思います。
とは言え致命的なまでに悪くもなく、むしろこの手のオープンワールドにしては飽きずに最後までプレイ出来た気がします。
無駄なストーリーがそんなになく、ひたすら荒野を冒険しつつ車をアップグレードしていくのが地味に楽しかったからでしょうか。
フルプライスでは微妙かもしれませんが、ちょっと値段が落ちている今なら満足できると思います。
買うなら国内版?海外版?
ゲーム機版、Steam版ともに普通に日本から買うと一部死体などが消えているなど、「マッド」な要素が削除されています。
このゲームは「海外版」にも今のところ日本語字幕が含まれており、そちらを入手すればオリジナルの表現が楽しめます。
逆にグロはちょっと苦手・・・というならば日本流通版を購入すればいいと思います。
いずれにせよマッドマックスを見てテンション上がりまくったなら間違いなく買いです。