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【レビュー】『アークザラッドR』”光と音のRPG”正統続編!やりごたえのあるシミュレーションRPG!

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アークザラッドR

あの「光と音のRPG」がスマートフォンで『アークザラッドR』として復活!
「アークザラッドⅠ」「Ⅱ」を手がけたスタッフが23年ぶりに集う正統続編。
スマートフォンでのリリースではあるものの、過去キャラがでてくるだけの安易な構成ではなく、ストーリー、バトル、と「アークザラッド」らしさを追求したゲームに仕上がっています。
あの頃の空気感はそのままに、操作感などはスマートフォン向けに調整され、本格的なシミュレーションRPGでありながら、快適で気軽にプレイできるようになっています。

アークザラッドとは?

(公式サイトより)

(公式サイトより)

「アークザラッド」はプレイステーションで1995年から1999年にかけて発売されたシミュレーションRPGシリーズ3部作。
スピーディなストーリー展開とボイス演出、無数のやりこみ要素などが好評を博しロングヒットを記録。
ゲームアーカイブスや携帯アプリ用ゲームとして移植され、漫画や小説テレビアニメ化もされました。

「大崩壊」後のストーリーが語られる「アークザラッド」の世界

かつて勇者と聖女の犠牲によって世界は救われたが、星を揺るがす災害「大崩壊」によって世界の半分が海に沈み、人類はその半数以上を失った世界。
「大崩壊」から10年後、復興を進める国の一つミルマーナで自警団に所属する少年「ハルト」は謎の少女「ミズハ」と出会い、暗躍する軍事帝国「アルカディア」の陰謀を知ることになります。

ストーリーパートも過去作に引けを取らないしっかりとした作り。
演出も、キャラクターの演技や豪快な飛空艇でのアクションシーンなど、ひとつひとつ丁寧に作られていて、オリジナルスタッフだからこそできる細かいこだわりを随所に感じるこができます。
アークザラッドらしさを意識したビジュアルは往年のファンも納得の出来。
スマートフォンでのリリースではあるものの「アークザラッド」の正統続編として楽しむことが出来ます。

難易度高めのターンベースシミュレーション

基本のゲームシステムは、マス目状に区切られたマップ状で、ユニットを動かし、敵ユニットを撃破していくオーソドックスなターンベースシミュレーション
一人ずつ行動するため時間がかかりがちなターンベースシミュレーションゲームですが、操作感もよく、テンポのよくストレス無くプレイすることが出来ます。
難易度は高めで、適当に操作していると簡単にやられてしまいます。

ユニットごとの素早さの順で行動し、敵味方が入り乱れるバトルが展開されます。
特徴的なのは、1マスまでの障害物や敵ユニットを飛び越えて移動できるというところ。
背後から攻撃すれば、反撃されることがなく、大きなダメージを与えることが出来るため、うかつに敵陣に入ってしまうと、簡単に背後を取られてしまいます。

バトルの要「アクティブスキル」と「オートスキル」

「アクティブスキル」はMPを消費する攻撃や回復などの強力なスキル。
MPはキャラクターごとの「ロール」に沿った行動を取ることで回復します。
例えば赤の”アタッカー”なら敵を攻撃することで回復でき、”タンク”なら敵から攻撃を受けることで回復します。

「オートスキル」は、範囲内に入った敵や味方に効果のあるスキル。
敵の動きを制限したり、味方のダメージをアップさせることができ、有利に戦うことが出来ます。

攻撃後のことも考えながら、有利な位置を取りつつ、複数のキャラクターのオートスキルを重ねたり、MPの回復を考えたりと、様々な要素の絡む戦略的なバトルを楽しむことが出来ます。
面白いのは、敵のレベルが高い場合でも戦略次第でクリアできるようになっているということ。
堅実にレベルアップしてから挑のもいいですが、戦略を練りながら少し強めの難易度に挑戦してみるのも楽しみ方の一つです。

「ハンターズギルド」や「古代王の地下遺跡」などお馴染みのやりこみ要素も満載!

メインストーリー以外にも「ハンターズギルドクエスト」や「古代王の地下遺跡」、「闘技場」など楽しめる要素が多く用意されています。
「アークザラッド」シリーズの魅力の一つでもある”豊富なやりこみ要素”は本作でも健在です。

「ハンターズギルド」で仕事を請けよう!

「アークザラッドⅡ」でもお馴染みの「ハンターズギルド」では、サイドクエスストを受けることができ、メインストーリーとは違ったストーリーを楽しむことが出来ます。
また、クリア報酬で得られる武器の設計図で、武器の制作が可能になるので、メインストーリーと併せて進めていきたいところです。
ハンターランクをアップさせると新たな依頼を請け負うことができるようになっていきます。

「古代王の地下遺跡」に毎日チャレンジ!

「アークザラッド」シリーズおなじみのやりこみ要素、「古代王の地下遺跡」本作でも健在!
1回の探索でゲームオーバーにならずに5つ階層をクリアすれば、戦闘中に得られたアイテムを入手することができます。
レベルの高い階層ほど宝箱の中身が良くなっていき、いきなりレベルの高い階層にチャレンジすることも可能です。

倒れた仲間は復活せず、続けて次のステージをプレイしなくてはなりません。
登場する敵は階層ごとに強くなっていき、低い階層でも油断するとすぐにゲームオーバーになってしまう高難易度。

各階ごとに定められたルールに沿って、スコアが加算され、それによって挑戦できる階層が変化。
5回のチャレンジで最終階層である50回のクリアを目指しましょう!

「闘技場」で他のプレイヤーの部隊と対戦!

闘技場」では他のプレイヤーの部隊と戦い、勝利することでランキングが上昇
週間でのランクに応じて精霊石などの豪華報酬を得ることが出来ます。

さらに勝利時に得られるポイントに応じて、報酬が用意されています。
指定のキャラクターを部隊に入れる、勝利ターン数、全員生存、アクティブスキルでのとどめ、など行動によってもポイントにボーナスが加算されるため、色々なキャラを育てて挑みたいところです。

「曜日ダンジョン」でキャラクターを育成!

レアリティごとのビジュアルも過去作から時代の変化を感じさせる作りになっている(公式サイトより)

レアリティごとのビジュアルも過去作から時代の変化を感じさせる作りになっている(公式サイトより)

日替わりで開放される「曜日ダンジョン」では、キャラクターのレベルアップや能力の解放に必要なアイテムを入手することが出来ます。
また「素材収集」ダンジョンでは、装備の作成に必要な素材アイテムを手に入れることができます。
「アークザラッドR」では進化によってレアリティを上昇させることができるので、やりこみ次第でガチャに頼らなくても☆5のキャラクターを入手することが可能。

一度クリアしたステージはオートバトルが利用可能になり、スピーディにクリアすることも出来ます。
ただ、オートバトルではスキルを使用しないため敵との戦力差がある場合失敗してしまうこともあるので注意も必要です。

【まとめ】スタッフのこだわりが感じられる「アークザラッド」完全新作

最近のかつて人気だったタイトルの新作がリリースというニュースを聞くたびに「またスマホゲーか」とガッカリしてしまう今日このごろ。
「アークザラッド」新作の話が出たときも同じ感想でした。

そのあたり「アークザラッドR」はプレイステーションのときと同じ手法で作られていて、プラットフォームが違うだけで中身はコンシューマのものと同じものだなと感じました。
丁寧に描かれた世界観やキャラクター、オートバトルだけで終わってしまわない、”ちゃんとした”バトルシステムなど、ゲームらしいゲームに仕上がっていて、非常に好感の持てるタイトル。
オリジナルスタッフだからこそできる細かい演出に、往年のファンも納得の作りではないでしょうか。
もちろん過去タイトルをプレイしたことがなくても十分楽しめる内容になっているので、ゲーム好きなら一度プレイしてみては!


私このシリーズはちゃんとプレイしたこと無いのよね。
ゲームアーカイブスとかでも出てるからこれを機に過去作をプレイしてみてもいいかもね。
過去のパッケージかアークザラッド(PS3、PSP)アークザラッドⅡ(PSPのみ)とプレイ環境が微妙かもだけど。

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