『Terra Tech』は未開の惑星の天然資源を巡って争う企業の一つとして惑星調査をするため、ブロック化された車両モジュールを組み合わせて「Tech」と呼ばれる乗り物を作り探査を進めて行くゲーム。
惑星にはライバル企業も多数参入しているため、探査だけでなく戦闘も必要になってきます。
自由度の高いクラフトシステムでどんな乗り物も自由自在で、より早く、より強い「Tech」を目指して試行錯誤するのが楽しいゲームです。
とはいえ、乗り物を作って、戦わせたり、走らせたりするだけでなく、広大なオープンワールドフィールドや、豊富なクエストなど、様々な要素が登場し、楽むことができる、やればやるほど面白さが増すタイトルです。
このページの目次
どんな乗り物も発想次第!自由なクラフティングシステム
乗り物を作るのはとても簡単。
パーツをつかむと接続できる部位が、ハイライトされるのでそこにどんどん取り付けていくだけ。
中心となるパーツに、ブロックを付けたしタイヤをつければあっと言う間に4輪のヴィークルになり、自由に移動できるようになります。
ブロックは無限につなげていくことができ、どんな形状も自由自在に制作可能です。
”走れる車”を作ろう
自由にどんな形のものでも作れるとはいえ、どんな形状でも走るかと言えばそうではありません。
新しいパーツが手に入ると次々と取り付けたくなりますが、パーツが増えれば重量が増え、バランスが悪くなってうまく走らなくなってきます。
逆に、早く走りすぎると横転したり、障害物にぶつかってパーツが壊れてしまうことも。
左右のバランスや、空気抵抗など、細かいところまで考えなければならない、おもちゃのような見た目によらず、様々な要素を考えなければいけない乗り物シミュレータになっています。
早く走れる車、地形を気にせず進める車、素材を回収するための車……などなど、
ああでもない、こうでもないと試行錯誤を続けながらいろいろ試していくと、気づけばあっという間に時間が過ぎています。
4輪車だけではなく、プロペラや翼といった、飛行パーツも登場!
空を飛べたらもう四輪車なんていらないじゃん!と思ったものの、空を飛ぶのはさらに難しい。
バランスがさらに重要になり、さらに揚力や機体重量などのちょっとした変化で挙動が大きく変化します。
地形も平坦な場所でなく、障害物が多い地形や、急な坂など様々。地形に合わせた車両のカスタマイズも必要です。
やるかやられるか、敵を倒してパーツ奪え
『Terra Tech』の大きな特徴は、敵が存在するということ。
オープンフィールドではことあるごとに敵に遭遇します。
しかし、敵を破壊することができれば敵のTechはバラバラになり、残ったパーツはそのまま奪って自分のものにすることができます。
新しいパーツが手に入るたびにみるみる自分のTechが強化されていくのはまさにロールプレイングゲームのよう。
しかし、破壊されてしまうとすべて買い戻すしか元に戻す方法がないため、序盤はセーブ&ロードが欠かせません。
正面切っての撃ち合いだけではなく、遠くから狙撃したり、障害物を挟んで攻撃するなど、戦略的な立ち回りも重要になって、サバイバル感がでてきます。
乗り物だけじゃない!”拠点建設”が熱い!
車両や飛行機などの乗り物だけでなく、パーツを使って拠点を作ることもできます。
「ジェネレータ」を設置して充電しておけば、いつでも車両のバッテリーを補充できるようになります。
余ったバッテリーパーツなどは拠点に接続しておけば、自動で充電されていき、レシーバーを使えば遠隔での送電も可能になり、車両を近づけるだけで車両のバッテリーを充電することができます。
フィールド上に存在する木や鉱物を破壊することで得られる素材を保管したり、「コンベア」で流れをつくって「リファイナリ」で精製し、より高値で売却したり、素材から新たなパーツを製造したりと、巨大な工場を作ることもできます。
また、拠点にも敵が襲ってくるので「タレット」や「AIコア」を搭載し、武器を設置すれば自動で防衛してくれる防衛装置にも。
襲ってくる敵を返り討ちにしてパーツを自動で収集なんてことも。
作った拠点のデータは保存しておくことができ、別の場所で呼び出したり、パーツさえあれば複製することも可能です。
企業レベルを上げてパーツをアンロック!
『Terra Tech』には現在4つの企業が存在し、企業ごとに特徴の違うパーツを使っています。
- スタンダードなパーツが揃う「GSO」
- 重機のような巨大なパーツが特徴的な「GeoCorp」
- レースカーのような軽量高速な期待が特徴的な「Venture」
- 漆黒のパーツが特徴的なミリタリー系「Hawkeye」
それぞれ、大きさや見た目だけでなく、同じ効果のパーツでも重量や耐久性などに違いがあります。
企業ごとのミッションを受注することができ、クリアすることでお金やパーツ、経験値が手に入ります。
企業ごとにレベルがあり、レベルアップすることで新たなパーツがアンロックされ、トレーディングポストで購入可能になります。
ミッションは、敵を倒す「戦闘系」のものや、素材を集めたりする「採掘系」のもの、制限時間内にコースを走る「レース系」のものなど様々。
それぞれ攻略しやすいTechを作る必要があります。
ミッションは次々と新しく出現するので、あれこれとやっている間に気が付くと時間が過ぎていきます……。
遊び方無限大!様々なゲームモード
現在、オープンワールドでのサバイバルを楽しむ「キャンペーン」モードのほかに、レースマシンを作ってタイムアタックを競う「ガントレット」モードや、Tech同士をリング上で戦わせる「ユニット相撲」モード、自由に組み立てを楽しめる「クリエイティブ」モードなど、遊び方は様々。
他のプレイヤーが制作したAIのTechと対戦するランキングなどもあります。
また、アルファ版ではあるもののマルチプレイも導入!
フレンドと一緒にプレイすることができます。
【まとめ】様々な楽しみ方ができるクラフト系ゲーム
サンドボックスタイプのゲームはここ最近でかなり増えてきました。
しかし、作ったもので戦うだけとか、移動するだけとか、割と限定的なことしかできないものが多く、物足りない印象でした。
まあサンドボックスはそういうジャンルではあるんですけども。
『Terra Tech』は状況によってバトルがメインなったり、サバイバル感がでてきたり、工場系のゲームになったりと、基本は同じながらも全く違う遊びが楽しめるゲームで、本当に飽きの来ない作りになっています。
単に、やれることが多いというだけではなく、単純に車両や飛行機などを作るだけでも課題が多く、なかなか「安定」とまではいかないため、延々と試行錯誤が続きます。
「スピードを出す」「採掘素材を回収」「敵を倒す」「敵のパーツを集める」などなど、プレイしていくうちに次々ともっとこういうのがあったらいいのにというアイデアが浮かび、そのたびに立ち止まって新しいTechを作りたくなってくるという、好奇心のある限り無限に遊べてしまう作り。
すでに、リリースからはずいぶん時間がたっているもののまだアーリーアクセス中。
新たな機能やパーツが次々と追加されており、今後どうなっていくのかも楽しみです。
DLCの「R&B Pack」を購入すれば、テスト中のパーツも使えるようになるので、購入の際はセットで買うのがおすすめです。