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【レビュー】『No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)』新アップデート「NEXT」配信開始!一部プレイレポートをお届け

投稿日:2018年8月12日 更新日:

No Man's Sky

無限の宇宙を旅するオープンワールドアドベンチャー『No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)』の最新アップデート「NEXT」がついにリリース!
目玉はオンラインマルチプレイの実装、その他システムやチュートリアル、グラフィックなど、ゲーム全体に及ぶ大幅なオーバーホールと修正がなされました。

『No Man’s Sky』とは?

No Man’s Skyは無限に広がる宇宙の中心を目指して進んでいくSFアドベンチャーゲームで2018年8月25日にPS4とSteamで発売されました。
プロシージャル生成される約1800京個にも及ぶすべての惑星には、直接地表に降り立つことができ、そこには惑星ごとに異なる環境や動植物が存在します。
シームレスに繋がる宇宙と地上、異星人との交流やミステリアスなストーリーなどかつて無い壮大な規模の意欲作。

▲当時のプロモーションビデオ

しかし、当時のプロモーションビデオと実際のゲームとの差(マルチプレイがある”風”だけどない、生物のバリエーションが乏しく実際中身がスカスカ .etc)を指摘され、多くの批判を集めてしまうという結果に。
アーリーアクセスではなく、完成品(そのつもりだった?)という意味にも取られかねないフルプライスと6000円台での発売だったことも批判を受ける大きな要因になりました。
しかしその後も、アップデートを続け、拠点を作る建築システムやクエストシステム、惑星探索用の車両など多くのシステム追加されています。

そして、今回のアップデート「NEXT」は「あのPVで見たNo Man’s Sky」をついにプレイすることができます!

仲間とともに広大な宇宙へ!

ついに孤独な宇宙の旅も終わり!

ついに孤独な宇宙の旅も終わり!

ついにオンラインマルチプレイに対応。
かつてPVの中で横並びで飛ぶ宇宙船の姿に憧れたプレイヤーは少なくないのではないでしょうか。
マッチングは、ランダムなプレイヤーの部屋に参加するモードと、オンライン中のフレンドの部屋に参加するモードを選ぶことができます。
建築や設備の共有、アイテムの受け渡しやタグ付けしたマーカーの共有、マルチプレイ用のミッションも存在するとのこと。
また、一度一緒にプレイすると、そのプレイヤーが設置した設備や建築物も残り続けます。

3人称視点の追加

三人称視点で気分も一新。

三人称視点で気分も一新。

これまで一人称視点のゲームでしたが、新たに三人称視点が可能になり、外見も変更できるように。
プレイヤーの外見は、宇宙ステーション内で変更可能。
ゲック・ヴァイキーン・コーバックス・トラベラー・アノマリーの種族から選ぶことができ、各部位ごとに細かくデザインやカラーを変更することができます。

大幅に進化したグラフィックと惑星環境

いろいろな動植物との出会いもより新鮮に。

いろいろな動植物との出会いもより新鮮に。

レンダリングやテクスチャなどグラフィックが全体的に改良され、より美しくなりました。
当初は、草木のない一面の荒野の惑星が多く、登場する動植物も似たようなデザインで、違う惑星でも同じような雰囲気でした。
今回のアップデートで動植物のデザインのバリエーションも大幅に増え、様々な環境や動植物を発見することができます。
また、動物にも群れで行動するものや、卵を守っているものなど、これまでになかった生態にも注目です。

新しくなった基地建築システム

どこにでも好きな場所に自分の基地を設置できる。

どこにでも好きな場所に自分の基地を設置できる。

基地建築のシステムは大幅に修正され、基地のターミナルコンピュータを設置すればどこでも好きな場所に基地を建築できるようになりました。

これまでの建築パーツに加えて、新たに床や壁などを自由に組み合わせるパーツ事ができます。
農作物や、セーブポイント、ワープポイントといった各設備を自由に設置することができ、他のプレイヤーとも共有することができます。
宇宙ステーションにあるワープポイントからは、すべての基地にワープ可能です。

新たなリソースとクラフトシステム

精製機でリソースを変換できる。

精製機でリソースを変換できる。

素材の種類は大きく増え、見たことがないアイテムが多数登場。
どこでも設置・回収可能なリファイナリーが追加され、手に入れたリソースを精錬し、新たなアイテムに変換することができるようになりました。
鉱脈を枯渇させずに採掘し続けることができる「自動採掘機」を設置すれば楽に資源を入手できます。

UIの改善

UIの改善

各アイコンや「コンパス」など、全般に渡るUIが修正され、たいぶ遊びやすくなっています。
「分析バイザー」で周辺の素材や建物、埋蔵物などが表示されるようになり、リソースの発見がしやすくなりました。

貨物船

空母のような超大型貨物船も!宇宙艦隊を指揮しよう!

空母のような超大型貨物船も!宇宙艦隊を指揮しよう!

大型の「貨物船」が登場。
宇宙基地として、内部には所持している宇宙船を停泊させることができます。
新たに貨物船のアイテムスロットが追加され、どの場所からでもアイテムを転送することができます。

加えて「フリゲート艦」を雇用し、艦隊を編成して、探索ミッションに派遣することができます。
派遣先での状況はリアルタイムでレポートされ、成功することで様々な報酬が得られます。

また、自分が探索中の星系にワープさせて駐留させておくと、宇宙海賊やセンチネルに遭遇した際に、
火力サポートを行ってくれます。

貨物船も新たに購入して所有できる。

貨物船も新たに購入して所有できる。

貨物船やフリゲート艦は購入することで追加が可能。

難易度が大幅にアップ!過酷な宇宙サバイバルがここに!

危険防御システムをチャージできる「ソジウム」はまさに生命線。主に黄色い植物から採集できる。

危険防御システムをチャージできる「ソジウム」はまさに生命線。主に黄色い植物から採集できる。

クラフトシステムの変更によって、宇宙船の燃料なども制作する必要があり、頻繁な離着陸が難しくなりました(これは賛否ありそう)。
マルチツールや宇宙船などの修理システムも変更され、空のスロットでも故障を修理して開放する必要があります。

高い難易度の”サバイバル”モードでは、消費燃料の増大や、厳しい環境の惑星が多いなどで、まさにギリギリの大宇宙サバイバルを楽しめます。
(現状さすがに難しすぎる気もするけど)

【まとめ】あの時望んだ「No Man’s Sky」がここに!

今回のアップデートにより、大きく進化し遊びやすくなった『No Man’s Sky』。
発売から2年。ついにあのPVの中のゲームをプレイすることができると思うと感慨深いものがあります。
待望のマルチプレイはもちろん、探索だけでなく、装備のアップグレードや建築など、やれることが大幅に増えたのは嬉しいところ。

とはいえ、現状まだまだ気になる点も多くあるのも確か。

待望のマルチプレイでではあるもののマルチプレイで遊ぶことがまだ特にありません。
ゲームの中心となる探索要素は、惑星環境などの充実で格段に楽しくなりましたが、やはり無限に続く地表を歩き続ければすぐに飽きてしまいます。
素材アイテムの収集もサバイバル感があるものの、作業感が強く辛く感じます。
精製や修理、設備の設置などできることが増えた分、UI周りも洗練されておらずまだまだ使いづらく感じました。

と、気になる点はあるものの、かなり良くなって来てはいます。
またこのアップデートは、次へのステップということのようなので、今後のアップデートにも期待したいところです。
今こそ、フレンド一緒に大宇宙の旅に出発してみては。


今のままでも十分魅力的ではあるんだけど、なんというかこうどうしても満足しきれないところがあるのよねー。
なんだろう作業感が強いせいかなあ。
そもそも宇宙で何をしたいのかって言われると、わからないのよね。
戦闘、建築、農業、採掘……確かにどれも宇宙でやりたいことではないか……。
とはいえ今後どういう風に宇宙を描くのか楽しみだわ!

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