「The War Z」はつまるところ2012年にArma2のMODとして話題になった、シビアなゾンビサイバイバルMMO「DAYZ(デイジー)」のクローン作品と言えばかなりわかりやすいです。
一部ゲームっぽくやりやすくしたかなーというくらいで、オープンワールドでゾンビを避けつつ、アイテムを回収し、時には他のサバイバーと協力or敵対するというコンセプトはほぼパクリといって間違いありません。
その「The War Z」がSteamで3.75ドルという値段で売っていたので買ってみました。
エグゼクティブマネージャーがあの伝説のクソゲー「Big Rigs」を開発したSergey Titov氏。
そして「The War Z」はメタスコアが100点中、20点という近年類を見ないほどの評価をたたき出しています。
ただ、これはどうやら、発売前の情報と、実際出来上がったゲームの内容が違ってたことが原因なようですが。
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結論から言うと意外と遊べてしまう。
The War ZのDAYZとの違いを簡単にあげると、
- 複数キャラクターを作成できる
- キャラクターには経験値があり、後々スキルを割り振っていける
- 死んでも1時間待てば経験値は引継ぎ、同じキャラでプレイ可能
ただしリュックの所持品はすべてドロップ - 各地にドンパチできないセーフゾーンがあり、そこでアイテムを預けられる
しかもバイオハザードのアイテムボックスのように各地で共有
また、自分のアカウントでも共有なので別キャラで引き出すことも可能 - 一対一だと比較的ゾンビを倒しやすい
DAYZの超がつくほどのシビアさからするとヌルくて、DAYZファンからするとThe War Zはコレジャナイ感があるかもしれませんが、裏を返せば割と気軽にプレイできるということです。
またDAYZはArma2が必要でインストールもちょっと面倒だし。
とはいえ、武器などは入手しづらく、気を抜くとあっというまにゾンビに殺されてしまうので、早速クソゲー扱いしそうになってしまいます。
現に作りはモーションやモデリングなど、お世辞にも素晴らしいとは言えません。
ただ、DAYZもいろいろ荒削りというか、突っぱねた部分があるので20点をつけるほどか?と思ってしまいます。
ひとつ思ったのがDAYZはMOD…つまり無料なのでそれなりに許容できますが、「The War Z」はスタンドアローンの商品として売ってるからなのかなぁとも思います。
しかもコレに15ドルも出してしまったのならなお更。
とにもかくにも、友達とワイワイ遊べばそこそこ楽しく感じます。
その辺、こういうゲームの評価に困るところ。
もうセールは終了していますが、5ドル以下ならほぼ買いだと思います。
なんともお騒がせな…